肌の糖化した皮膚のコラーゲンを排出する一方、新しいコラーゲンを生み出し、
新陳代謝のカギになるとして注目されているヒートショックプロテイン(HSP)と
いうたんぱく質。HSPを増やすのは簡単。40~42℃くらいの温度で入浴する
(マイルド加温)だけでいい。
HSPが生じると、新しいコラーゲンの生成が活性化するとともに、酸化ストレス
から体を守り老化スピードも遅らせます。また、たるみの一因は筋肉の衰え(筋萎縮)
にありますが、マイルド加温はたんぱく質量を増やすことで、筋肉の減少も抑制します。
このように説明するのは愛知医科大学医学部の伊藤要子准教授。
糖がたんぱく質と結合することで糖化という現象が起きて糖化最終生成物(AGEs)が
できます。AGEsは肌のハリのもとであるコラーゲン同士を結合させ、弾力性を低下
させます。これがたるみの一因。さらに、コラーゲンとエラスチンの代謝も遅らせます。
このように説明するのは慶應義塾大学医学部の井上浩義教授。
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